ギターよもやま話 No.2

 
 メトロノーム(クリック)に合わせてギターを弾くと、うまく演奏できなかったという経験はありませんか?
演奏しながらメトロノームが遅く感じたり、速く感じたりするのは自分のリズムが揺れているからであって決してメトロノームのせいではありません。

また、私たち日本人は、幼稚園の頃からリズムを“あたま拍(ハク)”でとる教育をうけてきています。
ようなら」や「い」とか「ジャン・ン・ン」など、あらゆるキーワードを“あたま拍”(1・2・3・4)で復唱してきました。
それに対してアメリカの子供達は「ジャ・―ケ・ン―ポン」=1・と―2・と― という風に1と2の“ウラ拍”の部分でウデを引いてから3の“あたま拍”で出す、という動きを自然にしています。生活の中にすでにウラ拍で“ノル”という感覚を持ち合わせているんですね。
だからといって、私たち日本人が先天的にリズム感が悪いというわけではないので安心して下さい。
トレーニング次第でいくらでもリズム感はつけられるのですから。

今回は、その練習のやり方をメトロノームを使って2つほど紹介します。
合わせるリズムではなくて、“ノル”リズムを目指しましょう!

     
 8分音符のウラ拍でメトロノームを鳴らす

かかとで普通に1―2―3―4とリズムを踏みながらメトロノームを と “と”の位置で鳴らせるように練習してみてください。それができたら・・・


という動きを試してみてください。これはゴスペル隊の人達がすごく大げさにやっている動きなので、映画「天使にラブソングを1・2」などを見て参考にしてください。

  
 2拍目と4拍目でメトロノームを鳴らす

  これは“バック・ビート”と呼ばれる現代音楽の“ノリ”の基本になっているポイントのみにメトロノームを鳴らすやり方です。
テンポ=120の曲であれば、=60にメトロノームをセットしておこなってください。
この練習も1・2・3・4とリズムをかかとで踏みながら、ドラムのスネアの位置をイメージして、2拍目と4拍目に指を鳴らして練習してみてください。和田アキ子さんのイメージですね。


  ギターを持たずに、これらの動きができるようになったら簡単な曲のストロークなどから、メトロノームに合わせてギターを引く練習に入ってください。ギターは小手先で弾くものではなく、からだ全体を使って、その動きの中で弾くものだと思ってください 。
『ダンスを踊るように弾く』
これが目標です。

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