ギターよもやま話 No.1

 10代の頃やっとバンドを組み、はりきってリハーサルに出かけていったものの、音を出してビックリ! ちゃんとチューニングしたはずなのに俺だけ音がはずれっぱなし。その時はなんとか、ごまかしたんだけど、どうして音痴になったのか? わけもわからず家中のギター関連の本を引っぱりだして調べたら、 そこに 『オクターブ・チューニング』 っていう耳慣れない言葉が書いてあったのだ(苦笑)。 指はものすごく速く動くのに音がずっとハズレっぱなしだったり、バンド全体でチューニングがズレてたりしてる人達がよくいるけど、 「変だな!?」 って思ったらまず、チューニング・メーターとドライバー を用意してオクターブ・チューニングを合わせよう! 音痴じゃ聞いてくれる人にも失礼だしね。
 『オクターブ・チューニング』 ってのは、開放弦の音とフレットを押さえた音のズレを直すチューニ ングで、 「開放弦の12フレットのハーモニクス音」 と 「12フレットを押さえた実音」 をきちんと合わせるチューニング法のこと。これがズレてるとフレット音痴になっちゃうわけ。 じゃあ、やり方を簡単に説明しておくね!

◆ 12フレットのハーモニクス音をだす
12フレットはブリッジからナットまでの弦全体のちょうど半分にあたるポイントです。
  各弦のここに軽く指をあてて弾いたときにでる音が12フレットのハーモニクス音です。
◆ 12フレットを押さえた実音をだす
次に実際に各弦の12フレットを押さえて実音をだします                 
◆ この2つの音をチューニングメーターでチェックする
『ハーモニクス音』が・・・  
・『実音』 より高い場合⇒
・『実音』 より低い場合⇒
◆ ドライバーで調整する

ネジを締める感じで
時計方向に回すと
コマが前に出る


ネジを緩める感じで
反時計方向に回すと
コマが後にさがる
12フレットを押さえたとき、ブリッジ側の弦の長さがナット側に比べて長いから音が低くなってしまっているのでブリッジのコマを前に出せばよい。   12フレットを押さえたとき、ブリッジ側の弦の長さがナット側に比べて短いから音が高くなってしまっているのでブリッジのコマを後にさげればよい。
チューニングをチェックした後、弦を緩めてコマを調整してまたチューニングする。
この作業を1弦〜6弦までの各弦に根気よくおこないオクターブ・チューニングを合わせていく。
注意点
1.ネック調整や弦高調整はきちんとやっておこう。
2.弦は新品を使うことをおすすめする。
3.コマを動かすごとにチューニングを合わせて、少しづつ調整していこう。
4.コマを前後に動かす時は必ず弦を緩めてからおこなうこと。
アコースティック・ギターなどはサドルの幅が極端に狭いので、調整できる範囲が限られてしまう。
購入時になるべくオクターブ・チューニングの合っているものを選ぼう!
後から気付いても、高額な修理費がかかってしまうので…。
エレキ・ギターでもオクターブ・チューニングが合わないくらい、ブリッジの位置が極端にずれて
取り付けられてる場合もあるので注意しよう!

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