ルーツへ帰ろう!! 第10回





●16ビートのリズム・パターンの作り方

前回の最後に16ビートでのアクセント移動を練習しましたが、今回は最初にアクセント移動で覚えた左手の動き+“カラ・ピッキング”の組み合わせでいくつかの16ビートのリズム・パターンを弾いてみます。
まずはコードを変えたり音を動かしたりせずに、左手と右手のピッキングの動きの基本を作っていきましょう。
16ビートでも8ビートの時と同様に基本となる“ダウン”&“アップ”の動きの規則性を崩さないことが重要なポイントになるので、余計な思い込みを捨てて体の動きに合わせて正確にピッキングしてください。
それでは始めましょう!

まずは前回同様に“E9”コードを使用して練習していきます。左手の力を抜いて音を消す“ブラッシング”と左手を押さえて音を出すことの組み合わせだけでできているリズム・パターンから弾いてみましょう。

「譜例7」の感じ方の方が自然だし、より大きなグルーブになっていることがわかると思います。
このように「1拍」で割り切れないリズム・パターンも存在する(ポリ・リズム)ので弾いてみる前に注意してみてください。それとどんなリズムを弾く時もドラムをよく聞いてください!自分の弾くリズム・パターンのどの部分がドラムのリズム(バス・ドラ,スネア,ハイ・ハット・・・)のどこに合っているのか、注意しながら“グルーブ”を感じることが鉄則です。


●3連符&6連譜について

 3連符についても、ここでもう一度整理しておきましょう!“シャッフル”も含めて理解しておいてください。

最も基本的なオルタネット・ピッキングでのストローク
各拍ごとに{}の同一パターンでストローク。
すべてダウン・ピッキング。スローな曲や音ツブをそろえたいときに最適。
各拍ごとに{}の同一パターンでストローク。8分音符や16分音符などが混ざる複合リズムの時に有効。
各拍の頭にアクセント。
が交互に入れ替わるので注意。
3連符の真中にアクセント。
3連符の3つ目にアクセント。シャッフルなどで“ノリ”をコントロールする部分なのでしっかり練習しましょう。

 まずは3連符を弾いておいてそのまま「シャッフル」する練習をしてみましょう。
 (アップ・ピッキング)の位置が同じになるように心がけてください。


今回は16ビートのリズム・パターンの組み立て方と3連符&シャッフルについて詳しく解説してみました。
グループを出すためのいろいろなヒントや基本的なピッキングをなるべくわかりやすく解説したつもりですので、ぜひ参考にしてみてください。16ビートも8ビートの時と同様にリズム・パターンが変わっても“カラ・ピッキング”を利用して規則的な「ダウン」&「アップ」をくり返しているという鉄則を忘れないようにしてください!
次回からより実戦的な“FUNK RIFF”を使っていろいろなケースでの『グルーブ』について解説してみたいと思います。6連符についても詳しく考えてみたいと思います。お楽しみに!




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