第2回、第3回と2回にわたって「マイナー・ペンタトニック・スケール」について詳しく解説してきましたが、 「スケール」を弾くだけでは何か“物足りない”感じがすると思います。 実は、みなさんが普段CDなどで耳にする“カッコイイ”フレーズは、基本となる「マイナー・ペンタ」に、いくつかの“スパイス”となる音を付け加えて演奏されているものが多いのです。そこで今回は、代表的な4種類の“スパイス”について解説したいと思います。 |
b5th は“ブルーノート”と呼ばれる音のひとつで、この音を加えるとその名の通り“ブルー”なフィーリングが出ます。非常にネチッこい、セクシーな感じを演出する“スパイス”です。 |
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これらの音を混ぜて、ただスケールを流してもあまり効果がありません。 “スパイス”の位置を確認したら、b5thを効果的に響かせる“音の流れ”(フレーズ)という形で覚えるとよいでしょう。まずは“響き”に慣れてください。 下にいくつかの例をあげておきますので、実際に弾いてみてください。 |
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「マイナー・ペンタトニック・スケール」にはもともとb3thとb7thの2つの“ブルー・ノート”が含まれています。 ここにさらに3つめのb5thを加えるわけですから、マイナー・ペンタ+b5thという形は、すべての“ブルー・ノート”を含む、最高に“ブルー”で“セクシー”なスケールといえるでしょう。 このことから「ブルー・ノート・スケール」と呼ばれることもあります。
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「マイナー・ペンタトニック・スケール」は主に〈Key A〉と〈Key Am〉で使用することが多いのですが、このスケールには“メジャー・コード”を表す「![]() ではなぜ〈Key A 〉という“メジャーのkey”でこのスケールが使えるかというと、スケール上の「b3th」を“マイナー・コード”としてではなく“ブルー・ノート”として扱うからです。「 ![]() |
まとめ 今回、紹介した4つの“スパイス”をうまくブレンドすることによって、自分なりの“おいしいフレージング”を見つけだしてください。実験と試行錯誤の末に、自分の“オリジナル・テイスト”(味)が出せるようになったら最高ですよ!頑張ってください。 次回は「メジャー・ペンタトニック・スケール」について解説したいと思います。 |
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