フレットで覚える音楽の仕組み 第4回

 〜譜面の読み進め方〜

 曲の構成を示すために必要な「記号」や「ルール」について説明していきます。
自分の曲の構成をバンドの仲間に正確に伝えたり、セッションなどで渡された譜面をきちんと読めるということは、非常に大切な事だし、ミュージシャンとしての“礼
儀”だと思います。
 一般的に「リハーサル・マーク」で曲の構成を示し、「リピート・マーク」などで曲の進行を表します。


  リハーサルマークは五線譜(小節)の左上に書きます。
  書き方に決まりはありませんが、よく使われる表記法を紹介しておきます。

イントロパートを示す
Aメロパートを示す (バリエーションをで表す)
Bメロパートを示す (バリエーションをで表す)

Cメロパートを示す (さびがにあたることが多い)

Dメロパートを示す
   


ソロパートを示す など、楽器を指定することが多い
     
間奏パートを示す (歌のない部分などに使う)
エンディングパート (ともいう)


 譜例1
  上の記号を使って曲の構成を示してみる (※パートが変わる小節の左上に書く)



サビ




サビ





「
   」ではさまれた部分を2回くりかえして演奏する記号。曲の頭に戻る時は を書かないことが多い。また3回以上くりかえしたい時は「3 times」、「4 times」などの注釈をリピート・マークの上下どちらかに書く。
アドリブ・パートなどで、回数が決まっていない時などは「X times」(エックス・タイム)と書いておいて、リハーサルの時などに口頭で確認する。   
以下の譜例をQ&A形式で紹介していくので、自分で考えてから答え合わせをする形で読み進めてほしい。




読み方
記号
意味
 
ダルセーニョ
へ戻るの意
 
ダ・カーポ
 曲の頭に戻るの意
 
トゥ・コーダ
へとぶの意
 
フィーネ
 「D.S.」、「D.C.」でくりかえした後、
 ここで曲を終わりにするの意




記号
意味
 
BPM(ビート・パー・ミニッツの略)表記。
1分間に何回ビートを刻む速さかを示す。
曲全体のテンポを示す。
 
「rubato」または「free tempo」と表記。
自由な速さで演奏することを意味する。
 
「rubato」または「free tempo」と表記。
自由な速さで演奏することを意味する。
 
「a tempo」または「In tempo」と表記。
元のテンポにもどすという意味。
「rit」や「rubato」のあとによく出てくる。





記号
意味
 
実際の表記よりも1オクターブ上で演奏する

例
 
実際の表記よりも1オクターブ下で演奏する

例
 
only
2×onlyの場合は「2回目のみ( )内のメロディを演奏する」という意味
D.S.only
であればD.S.でのくりかえし時のみ( )内を演奏するということ

例
 
フェルマータのついた音符を好きなだけのばしてよい
展開部前やエンディングでよく使われる

例



 曲全体に効力をもつ「調号」に対して、その小節内に限って有効な変化記号(  )を「臨時記号」という。
 ただしオクターブ上の音には無効だったり、多少のルールがあるので注意。


これに対し・・・


この小節のみに有効な変化記号


 例 1.
  同小節内で2回目に出てくる同じ音には「♯(変化記号)」
をつけない
小節が変わると 
「臨時記号」は無効
オクターブ上の同じ音には無効。
この音にも「♯」を付けたい時は、この音の横に新たに付けること


例
2.
「タイによって結ばれて、小節線をまたいだ場合、
「臨時記号」の効力は結ばれた音のみに有効で次の小節には影響しない。
  前の小節の臨時記号の効力が残っているので楽譜上は「♯」を付けないが、そのままのばす。 小節が変わると「臨時記号」は無効という法則どおり
「♯」は付けないで演奏する


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