今回はレコーディングの際には必要不可欠とまで言われるエフェクターである「コンプレッサー」による音の変化を、実際にギターの音で体感してみてください。 ギタリストの皆さんはきっと多くのギター用のエフェクターを持っていると思いますが、「ディストーション」や「ディレイ」「リバーブ」といった音の変化の分かりやすいエフェクターは持っていても、いまいち使い方もわかりづらい「コンプレッサー」を持っている人はあまりいないのではないでしょうか。実際、ライブ演奏の時などそれほど必要とされることもないとは思いますが、その効果はあなたのサウンド作りに大きな変化をもたらすでしょう。 「コンプレッサー」の仕組みや原理などは『録音のススメSTEP.9』を参考にしていただくとして、さっそく実践編としてそのサウンドを聴いてもらっちゃいます! |
アコースティックギター の音をレコーディングしてみると良くわかるのですが、丁寧に弾いたつもりでもピッキングの強弱のせいで音がばらけてしまって、特に他の楽器の音と混ざった時に、よく聴こえる所とそうでない所ができてしまうことがあります。さあ、コンプレッサーをかけてみます。まずは「カッティング奏法」から、、、。 |
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★このようにちょっとしたコンプレッサーの使い方の違いで、サウンド作りの失敗につながってしまうことにもなりかねないということが良くわかると思います。
★もしも1曲の中で 「カッティング奏法」と 「アルペジオ奏法」の両方を含む演奏をする場合は コンプレッサーを使うことができないのでしょうか?実はそんなことはありません。各々の奏法における音作りのポイントを押さえつつ、相反する部分は妥協点を探すようにしていけば良いのです。この場合を例にとると、妥協点を探さなければならないポイントは「レシオ」にあるといえます。 まずは「遅めのアタックタイム」「速めのリリースタイム」にした後にどちらの奏法でも不自然に聴こえない「レシオ(RATIO)」の値を探してみましょう。 |
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エレキギターの時にコンプレッサーが一番効果的に働くのはやはり「カッティング」奏法をしている時であるといえるでしょう。さっそく聴いてみてください。 |
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★歪んでいるギターサウンドの場合は、アコースティックギターやエレキギターのカッティングに比べると、コンプレッサーによる音色の変化はあまり聴き取れないかもしれませんが、デモテープなどドラムなどと混じった時には大きな差がでます。 |
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まとめ いかがでしたか?コンプレッサーの必要性を少しでも感じ取っていただけたでしょうか。 コンプレッサーを持っていたけど使い方がわからなかった人なども是非参考にしてみてください。 |
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