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前回に引き続き、様々なチューニングを紹介していきます。それぞれのチューニングのもつユニークな響きはみなさんの創造意欲を刺激してくれることでしょう。今回は少し変わったチューニングが多くなりますが、なるべく1つのベースとなるチューニングから1〜2本の弦を変化させるだけで、他のチューニングも試せるような順に紹介していきますので、気持ちもオープンにして、“響き”を楽しんで下さい! |
このチューニング法のバリエーションとして、“ユニゾン・チューニング”と呼ばれるチューニングがあります。 タッピングを多用するニュー・エイジ系のミュージシャンが好んで使用していて、チューニング全体の中の複数弦が「ユニゾン」(同じ音程の音)するようにチューニングします。2&3弦をユニゾンさせたり、3&4弦をユニゾンさせたり、1〜3弦の3本の弦をすべて同じ音にしたり・・・・。 まずは、これまでに紹介してきた、ベースとなるチューニングの1部を変えて「ユニゾン」させる弦を作る方法で試してみて下さい。 このチューニングは、どのような組み合わせでも「ユニゾン」している弦があれば“ユニゾン・チューニング”ということになってしまうので、代表的なチューニングがあるというよりも“自由に作り出すチューニング”という感じなので、作り方の手順だけ紹介しておきます。「この曲のためにこのチューニングがある」という感覚です。 自由な発想で作ってみてください。 |
結果的に『D-D-D-A-A-E』という「ユニゾン」を2つ含んだオリジナル・チューニングができあがりました。ちょっと12弦ギターを連想させる響きですね。 このように自由な発想で“ユニゾン”になる弦を作ることにポイントを置いて、音を上げたり下げたりして曲にあったオリジナル・チューニングを作ってみて下さい! |
この他にも「オープンD6」や「オープンAm7」など、チューニング全体の構成音が“あるコードの構成音”になるようにチューニングしてください。どんなコード・タイプでもかまいません。 いろいろ試して、おもしろいと思ったらメモしたりして、ぜひ自分の曲やアレンジに活かしてください。 ◆ナッシュビル・チューニングについて 通常のレギュラー・チューニングの3〜6弦を1オクターブ上げたチューニングです。 普通なら低いはずの弦が高い音で鳴るので不思議な感じがします。3弦の開放が1弦よりも高いんですから・・・。これまでに紹介してきたチューニングと違い弦を張り替えなければならないので、ちょっと手間がかかりますが、思ってもいないようなサウンドが得られることでしょう!レギュラー・チューニング以外のチューニングで試してみてもOKです。12弦ギターの対になっている方の弦を使うとよいでしょう。 |
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いろいろなチューニングを紹介してきましたが結論を言ってしまえば、『ギターのチューニングには決まりは無い』ってことですね!今回、紹介しきれなかったチューニングもまだまだたくさんあります。ハワイなんかでは、各家々に伝わるオリジナル・チューニングがあるそうですよ!極端な話、自分の曲やアレンジの数だけオリジナル・チューニングあってもよいのです。曲の雰囲気やコード進行に合ったチューニングを思いつきでどんどん開発してみてください!新しい世界が開けることでしょう! |
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