今回はローランド社の 『DIMENSION D』 について語っていただきました。 |
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『ウネらず広がる』・・・、揺れ幅は細かいけども広がりがあるっていうことですね? |
高田 | そうだね。「コーラス」 というより 「フランジャー」 の早いのに感じが似てるかな。 |
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確かに 「フランジャー」 がより広がってる感じに近い気がします。 |
高田 | これは20年くらい前に買ったんだけど、もともと 「ディメンション」 ってギターよりも、ストリングスとかエレピなんかの “レコーディングする時に広がってほしい楽器” にかけるのが主流だったんだ〜。ギターに直接かけて使う人は、あんまりいなかったね。 |
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どっちかというとスタジオ用のエフェクターって感じだったんですね? |
高田 | そう。ラック式だし、レコーディンング・スタジオに行くと必ずあるエフェクターだね。 |
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確かにスタジオ用っぽいルックスですね。で、今回高田さんは “モノ・イン〜ステレオ・アウト” の形でセッティングしてあるんですね? |
高田 |
そう。それで、いまだによくわからないんだけど、表に “1&2&3&4” という4つのモードを切り替えるボタンがついてます。 |
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すごいシンプルですね。 |
高田 |
この “1〜4&OFF” の切り替えボタンは、基本的にはひとつずつしか押せないようになってて、1つ押すと前に押してあったボタンがあがる仕組みになってるのね。それにしてもすごいボタンだよね(笑)。この感じのボタンって今は無いよね〜。 |
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「ガチャガチャ」 「パチパチ」 ってレトロな動きですね。好きですこういうの。 |
高田 |
結構、気持ちイイ・・・(笑)。で、このボタン (スイッチ) は1〜4にかけて、だんだん “動きが早くなる”。要するに 『より広がる』 っていうことになってるのね。 |
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じゃあ「4」を押した時が一番広がるってことですね? |
高田 |
そう。それとウワサによると、2つのボタンを同時に押すと、エフェクトのかかりが変わるらしいのね〜。 |
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ホントですか〜?ボタンも2つ押せるんですか〜? |
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高田 |
うん。うまくやるとほら、ひっかかるでしょ?どの組み合わせでもいけるんだよ!ほらね! |
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ほんとですね。3&4とか1&3とか2つずつ押せるんですね。 |
高田 |
でも俺にはエフェクトのかかりが変わってる気がしないんだよな〜(笑)。 |
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確かに聴感上の変化は無い気がします・・・。 |
高田 |
2つ押しても大きい数字のボタンの方と同じ音がするよね。たとえば2&4だったら4を押した時の音だし、2&3だったら3を押した時の音。 |
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より広がった方の音になるんですね? |
高田 |
うん。ウワサでは2つ組み合わせた時に位相が変わって・・・みたいに言う人がいるんだけど俺にはわかんないな(笑)。〜試奏〜 |
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僕にもわりません・・・(笑)。では、具体的な使い方について教えてください。 |
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高田 |
そう、このシャラシャラ感が 「ディメンション」 ならではなんだよね。アタック音なんかもジョリっとした倍音が出て、なんともいい感じなんだよ。ウ〜ン、なんて表現したらいいか難しいけど・・・ウネらないで広がるから音の輪郭がボケなくていいんだよね。 |
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ほんとに4番だけグレーになってる〜!(笑)でも、ほんと高音の倍音が独特でいいですね。 |
高田 |
ラインで使うとこんな感じで、すごく効果的。ミュートした単音のカッティングなんかでもアタック感が独特になるし、もちろん 「コーラス」 っぽくアルペジオとか “ジャラ〜ン” っていう白玉 (ロング・トーン) のコード弾きとかにかけてもバッチリ広がって、すごくキレイだしね。〜試奏〜 |
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高田 |
そう。で、このモデルのあとにBOSSブランドのコンパクト・エフェクターの形で出たけど、それはちょっとデジタルっぽすぎたかな。もう別モノだったな。この 『DIMENSION D (SDD-320)』 はもう製造中止だから今ほしかったら中古で探すしかないね。 |
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結構高いんですか? |
高田 |
この間インターネットで調べたらアメリカで13万くらいで取り引きされてたね。 |
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エ〜ッ!?高いですね〜。 |
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それじゃあこの辺で「まとめ」をお願いします。 |
高田 |
今回は 「ディメンション」 についていろいろ話してきましたが、お薦めとして、単音カッティングとか 「ディレイ」
とか 「ディストーション」 との組み合わせなんかの時は 『ディメンション』 を使って、バラード系なんかのアルペジオや白玉ものの時は 『コーラス』
を使うっていう感じで “コーラス系の揺れモノ” を使いわけるといいと思います。 |
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