ブルースに限らず、様々のジャンルの音楽を効果的に盛り上げている「スライド・ギター」の音は、みなさんの耳にも魅力的に響いていることでしょう。特にジーンズやバーボンのCMなどにはバッチリはまっていて、カッコイイですよね!「スライド」してみたいけど、どうやっていいのかわからない人のために今回は「スライドするコツ」について簡単に解説してみたいと思います。 |
スライド・バーは、もともと「ボトル・ネック」と呼ばれていて、ビンの首の部分のことを指しています。 |
ガラス製 もっともポピュラーな材質で、軽くて倍音も豊かなのでアコースティック・ギターでのスライドに向いていると思います。なるべくガラスの厚みが厚いものを選ぶとよいでしょう。 ガラスの堅さや厚みで音がぜんぜん違ってくるのでいろいろ試してみてください。 自分で気に入ったビンを切ってオリジナルのスライド・バーを作ってみてもおもしろいですよ! |
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金属製 ガラス製同様、ポピュラーな材質です。ガラスに比べて少し重いですが、割れないのでライブ向きかもしれません。音は立ち上がりが良くてサスティーンが豊かです。真鍮製のものが多いですが、銅製、ステンレス製など材質によって音が異なるので試してみてください。 ちなみに私は、クルマ用工具のトルク・レンチの接続部分を切って使っています。 (かなり重いけどカッコいいので・・・) |
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陶器製・木製 セラミックでできているものや、陶磁器でできたものが売られています。あたたかい音がするので、トレブリーなギターなどに向いているでしょう。木製のものもエボニーやメイプルなど、いろいろな材質のものがありますので試してみてください。 木目がキレイで素敵ですよ!音はやはりマイルドな印象です。 |
レギュラー・チューニング |
●レギュラー・チューニングからのチューニング法(オープンDチューニングの場合) 1. 6弦(ミ)を1音下げて4弦開放(レ)に合わせる。 2. 1弦(ミ)も同様に1音下げて4弦開放(レ)に合わせる。 3. 2弦(シ)を1音下げて5弦開放(ラ)に合わせる。 4. 3弦(ソ)を半音下げて4弦4フレットの音(ファ#)に合わせる。 以上の手順でチューニングするとよいでしょう。これで開放弦が「Dコード」を作っていることになります。 ●レギュラー・チューニングからのチューニング法(オープンEチューニングの場合) 1. 4弦(レ)を1音上げて6弦または1弦開放(ミ)に合わせる。 2. 5弦(ラ)を1音上げて2弦開放(シ)に合わせる。 3. 3弦(ソ)を半音上げて4弦6フレットの音(ソ#)に合わせる。 これで開放弦が「Eコード」を作ってることになります。
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●レギュラー・チューニングからのチューニング法(オープンGの場合) ●レギュラー・チューニングからのチューニング法(オープンAの場合)
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バーをはめる指 基本的には何指にはめてもかまわないのですが、ミュートやスライド・バーをはめた指以外でのプレイを考えると「薬指」か「小指」にはめるのがよいと思います。 手の大きい人などは「薬指」にバーをはめた状態でも小指を自由に使えますが、標準的な日本人くらいの手の大きさであれば「小指」にバーをはめることを、お薦めします。残りの3本の指でコードを押さえたり、リフを弾いたり、チョーキングしたり、「スライド」以外のプレイの可能性が広がるので、普通のプレイとスライド・プレイをミックスした演奏が可能です。ちなみに私も「小指」派です。 |
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●バーはフレットに沿って“まっすぐ”にあてる。バーがフレットのかわりに音程を決めるので、フレットの“真上”にあてる。 最終的には必ず「耳」で音程を確認するように心掛けること。 ●必要以上に力をいれず、弦を押し込まないようにする。この時、弦がフレットに触れてしまわないように注意すること。 音がビビらずに、スムーズにバーを滑らせることができる程度の力の加減を覚えること。 ●バーをはめていない指(たいていは人さし指か中指)でバーとナットの間の弦に触れて、余計な倍音をミュートする。特に単音でのフレーズを弾く時などは重要。 芯のある太い音になる。 |
単音でのスライド・プレイで最も大切なのがこのテクニックです。余計な音をミュートして、弾きたいフレーズをきちんと聞かせることができます。必ずマスターしてください。まずは指弾きで「コツ」を覚え込んでください。 |
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●弦はすべて「人さし指」で弾き、弾く弦の上下の弦を「親指と中指」で触って(ミュートして)おきます。1本の弦を弾くのに3本の指がセットで動くことになります。 例えば3弦を弾く場合は、人さし指で3弦を弾きます。その時、「4弦に親指」で「2弦に中指」で、それぞれ触れておきます。 この形が基本フォームだと思ってください。
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●ピックで弾く場合は、弾く弦の真下の弦は「中指」でミュートして、真上の弦は「親指の付け根」を利用してミュートします。
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