★シンコペーション&アルペジオ★

 シンコペーションとは


いきなり「シンコペーション」と言われても何がなんだかさっぱりわからない人も多いと思います。いわゆる「食う」リズムのことなのですが、言葉で説明するよりも目で見て聞いてみる方が早いと思いますので、下図を参照してください。
 わかりやすいように8ビートで解説していきます。まずは8ビートのリズムの基本から・・




 シンコペーションを含んだリズムを弾いてみよう
「シンコペーション」がどのようなリズムなのかを理解したところで、実際に弾いてみましょう。
「シンコペーション」の部分を強調した弾き方と、「さらっ」と流した弾き方の2種類がありますので、2つをきちんと弾き分けられるように練習しましょう。





 アルペジオに挑戦
次はアルペジオを弾いてみましょう。「アルペジオ」とは、直訳すると「分散和音」なのですが、要は一本ずつ弦を弾くことです。まずは“ピック”を使った「アルペジオ」から始めましょう。

アルペジオを弾くフォーム 腕とギターとの間をあけるようにする
小指の先をピックガードにつけて右手(ピック)を安定させる



ピックの先端をいつもより長く出すようにピックを持つと、ダウン&アップのピッキングの音の違いをピックがうまく吸収してくれて、均一な“ツブ”のそろったアルペジオを弾くことができる。この時、弦に対してピックを平行に当てるのもコツ。


 ■アルペジオを弾いてみよう
はじめは「オルタネイト・ピッキング(ダウン&アップの規則的なくりかえし)」をキープすることで、リズムを安定させましょう。リズム・カッティング(ストローク)と同じ動きの中でアルペジオも弾くことで、「オモテとウラ」のリズム感を体に染み付かせていくことが重要です。リズム感がついてしまえば、自由にピッキングして構いません。


 ■「コード・チェンジ」をしながらのアルペジオ
では実際の「コード・チェンジ」の中で、アルペジオを弾いてみます。
リズムをしっかりキープして演奏ましょう。
オルタネイト・ピッキングをくずさない様にして、“ノリ”のあるアルペジオになるように心掛けてください。雰囲気だけで弾いてしまうと、崩れて聞こえるだけで、気持ちのこもった演奏になりませんので、まずはしっかりとしたリズムで演奏することが大切です。



もうひとつ大切なのが、アルペジオはすべての弦を響かせるように心掛けることです。
音を重ねていくようなイメージで弾いてください。
特にベース音をできるだけキープすると、なめらかなアルペジオ演奏ができます。


分数コードについて
楽譜を見ていると「分数」で書かれたコード や 「on〜」と書かれたコードが出てくることがあると思います。
これは一体、何を意味しているのでしょう?
簡単にはそのコード“ベース音を指定している”わけですが、わかりやすいように、図を用いてまとめてみます。
※各コードのベース音はメニューの『ギターでドレミ』を参照


『コード・チェンジをしながらのアルペジオ』の譜例からもわかるように、分数コードを使う理由としては、
前後のコードとのベースラインをなめらかにすることを狙いとすることが多いです。




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